「これはまさしくブラジルとアフリカの架け橋であり、アフロ・ブラジルそのものである。各曲を録音していた時、そこにはさまざまな神々が降臨していたのではないだろうか。それほど霊妙不可思議なフィーリングとパワーが感じられるし、しかもすべての人類の記憶の古層を刺激するような叙情性と物語性をたたえている。このスピリチュアルな歌の数々は、どこか懐かしく、聴いていると、心が安らぐ。」(渡辺亨 / 本作ライナーノーツより)
陰りを帯びた内省的な歌声と独特のチューニングを施したギターのバッキング。その両方を備えた唯一無二の音世界を持つ、アフロ・ブラジルの聖地バイーア出身の黒人シンガー・ソングライター、チガナ・サンタナの最新作(2枚組)です。