90年代後半に活動した高校生ネオアコユニット、ストロオズのメンバーとして活躍した加藤りまの初のフルアルバム。素朴な弾き語りから、フルートやアルトリコーダー、エレキギターなどを楽曲によって取り入れた本作。丁寧なアレンジはまっすぐに歌われるシンプルな英語詩を引き立たせ、日常にある繊細な機微、情景がアルバム・タイトルに表れるようなひっそりとした光の中で浮かび上がります。女性シンガーソングライターの先駆者達の影響や、ローファイポップ、フリーフォークの同時代アーティストと緩やかな交錯を見せながらも、確固たる意志と強いアイデンティティーに満ちあふれた全8曲。